サッカー脳を育む/中村憲剛
あるようでなかったかも。
中村憲剛監修のDVD動画が販売になっています。
→ 体格差を克服する駆け引きとは?
選手を育成する立場にある我々と子どもたちにとって中村憲剛の価値ってなに?と考えることがあります。
プレー上のこととしては一発必殺のスルーパスが出せるとか、ピッチを広く使える視野とパスの正確性とか、いろいろあるとは思います。
でも私なんかは、いつも子どもたちにこんな話をしています。
「結局、生き残るのって今上手いヤツじゃない。
今ある課題に対してどうそれを解決していくか?
そのための努力を継続できるか?
それだけ。」
中村憲剛の歴史=
小学校中学校と身体が小さくて苦労した歴史=
それを克服するための歴史。
気がついたらプロまで進んでスター選手になっている、といったところじゃないでしょうか。
静岡や埼玉のサッカーどころ出身の人間は、よくこんなことを言います。
「子供の頃はJで活躍中のアイツより上手いやつなんかはいくらでもいた」と。
で、その上手かった奴らは今どうしてる?
いや、もっと言うと、こう思うわけです。
いま我々が指導している子どもたちの中でプロまで行ける子はどれだけいる?
現実を正直に言えば、まずほとんどがそこまで行けません。
ではわれわれ指導者は子どもたちに何を伝えるべきか?
課題認識→克服→課題認識→克服→・・・
これから始まる仕事人生ははこの繰り返しだということ。
その意味では中村憲剛は最高のお手本!
日本代表に呼ばれなくても、相変わらず中村憲剛は尊敬すべき敬愛すべきフットボーラー。
単にトレーニング用のDVD動画というより
ちょっとレベルの違う憲剛からのメッセージシャワーを浴びられる、そんな動画かもしれませんね。
→ 「身体が小さい」「足が遅い」・・・で、どうする?